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モコログ

2018.08.17 Fri

本棚紀行【案内人編①】小野 義直さん

古本屋さん、行ったことありますか?

いいですよねー。あの、古本独特の匂い。
鼻孔をくすぐる、甘く、懐かしい、あの匂い。
新しい本の紙の匂いも大好きなんですけど、古本の、なんだか安心感のある匂いも大好きです。

はい、この辺にしときますね!
こんにちは、スタッフのむらです。みなさん、のっけから引いてませんか?大丈夫ですか?笑

でもほら、古本屋さん!いいですよね。
思い出のあの本や、憧れのあの本と、ひょこっと出会えたりする。
この本の前の持ち主はどんな人だったんだろう…と思いを馳せたり。
購入日や、マーカーなんかの書き込みを見つけると、隠されたメッセージを見つけたみたいでワクワクしたり。
勝手にロマンを感じてしまいます。

moccoライブラリーは、moccoを利用してくださっている方からの寄贈本でできています。
思考の旅に連れ出してくれる本たちの持ち主は、一体どんな方々なんでしょう?

なかなか本を読む時間が取れない!

荷造り編にも書いたように、なっかなか読み進められず一向に積ん読が減らない…
速読が出来るわけでもなく、どちらかというと熟読派なので、余計に読むのに時間がかかる…
普段趣味で小説を読むときはいいとして、いざ勉強!と思って読むときも、びっくりするくらい進まない…
そんなわたしが、
「とってもお忙しいのに、どうやったら、そんなにたくさんの本を読めるんですか?」
とポロっとこぼした疑問に答えてくださったのが、「株式会社アンド」のスタンプが押してある本の持ち主、小野 義直さんでした。

小野 義直さん:株式会社アンドの代表として、コンサルティング/プロジェクトの創発・実戦サポートをされています。

なんで小野さんにこんな質問をしたかというと…
本棚を見れば一目瞭然!寄贈本だけで150冊あるんです!!!
その中でも特に目を引くのはやっぱり【事業構想】

2012年のバックナンバーからざっと60冊!圧巻!

この【事業構想】、月刊誌なのですが取り扱うテーマは多岐にわたります。
小野さんは、この事業構想をメインテーマに据えて
・企画マーケティング
・組織開発
・まちづくり
に関する単行本もたくさん寄贈してくださっていますので、
気になる号と併せて読むと、より深掘り出来ちゃう!という一石二鳥な本棚になっています。

ちなみに禁帯出の本は、小野さん自身が現在『探究中』のテーマの本なんですって!
禁帯出=持ち出し不可
つまりはmocco内でしか読めない!なんだか特別感がプンプンしますね!
それもそのはず。事業構想のバックナンバーも、禁帯出の本もそうですが、
書店では取り扱いのない「ダイレクト出版」の本や、自費出版された本など、
文字通り「ここでしか読めないんじゃないか?」というような本がもりもりあります。

未来に向けての探究のヒントがそこかしこに。

 

どうすればたくさん読めるんでしょう…

そんな小野さんに投げかけた冒頭の質問。
「どうやったら、そんなにたくさんの本を読めるんですか?」

返答は…
「全部読まなければいいんだよー!」

?!

フリーズした私に、こんな風に話してくださいました。

「大切なのは〈問いをもって読む〉こと」

闇雲に全部ぜんぶ読もうとするのではなく、気になるところ、つまりは「問いの答え」になりそうなところを読む
そうすると全部読んでなくってもヒントの詰まった引き出しが増える
そういえば、あの本に書いてあったような…
そう思った時に、またその本を読み返してみる
前は読み飛ばしたページにヒントが見つかったり
以前とは違う視点で考えてみたり
新しい問いが見つかったり…!
全部読めなくたっていいし、全部覚えようとしなくてもいいから、自分がその時気になるポイントを、タイミングを逃さず押さえること。

そんな風にしていると、ヒントとヒント、引き出しと引き出しが繋がって、問題解決出来たりするんですって。

なるほど、これなら、牛歩の如し読書スピードのわたしでも、インプット量を増やすことができそうです!!

そしてなんと!

そんな問題解決のヒントがぎゅっ!!と詰まった

ビジネスフレームワーク図鑑

すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70

が、「株式会社アンド」から8月29日(水)に発売ですって!
詳細は「ひらめき編集部」さんのこちらの記事をどうぞ◎

探究のヒントをくださる小野さんから最後にひとこと。

「ほんとはもっと、貸したい本あります!」
お待ちしてます!笑

この記事を書いた人

野村綾音

mocco姫路店長・mocco加古川シニアマネージャー 姫路生まれ姫路育ち。 moccoがあんまり心地良いので、お休みの日も利用していたりします。黒髪&眼鏡がトレードマークですので、お気軽にお声掛けください!