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モコログ

2021.03.28 Sun

mocco加古川ができるまで〜その1〜

1.最初に

こんにちは。そして、加古川にお住まいの方、はじめまして。

コワーキングスペースmocco加古川の梶原と申します。

去る1月24日、私達はベルデモール商店街の中で産声を上げました。

オープニング初日には加古川Future talkというイベントを開催し、とてもたくさんの人に来ていただくことが出来ました。

少し密ですが、、、入り口にてマスク着用の徹底とアルコール消毒、会話を控えていただくなどを徹底し、感染予防には十分に気をつけて開催しました。ひとまず皆さんに受け入れていただけたような気がしてとても嬉しかったです。

ここでは、私達がなぜ加古川でコワーキングスペースの店舗を構えることに至ったかをお話したいと思います。

2.きっかけはバーから

コワーキングスペースmoccoの誕生は、2013年5月まで遡ります。

私はもともと大阪で建築士として大きな組織事務所で働いていました。担当は病院チーム。600床クラスの大病院から、100床クラスの中小病院まで、いろんな医療施設の設計に携わっていました。

毎日忙しく働いていたのですが、いつの間にか自分の仕事に大きな疑問を抱くようになりました。

 

それは、「設計」の現場と「建設」の現場が遠いことです。

 

建築の仕事に限ったことではないのですが、大きな仕事になればなるほどチームでその仕事に取り組みます。私達設計の仕事であれば、設計した人がそのまま現場を最後まで見ることはまれで、現場管理は別の部署が担当します。事務所で設計をし、病院で打ち合わせ。その繰り返しをしていくうちに、もっと現場と設計が近い仕事がしたいと思うようになりました。

そして、家の事情もありいつか姫路に帰らないといけないと考えていた私は、せっかくなので戻って独立し、設計から現場まですべて自分で見る事ができる仕事をしようと決断して2011年に姫路に戻ってきました。

早速自宅の一室に事務所を作り、最初は元いた事務所から仕事をもらいながら設計業務をスタートしたのですが、ここである問題に直面します。自宅にいると、いつまでたっても地元のつながりが作れず、大阪の仕事ばかりしている現状を打開できずにいたのです。これじゃだめだ!

そんな時、ある友人から「最近東京でコワーキングスペースなるものが流行り始めているらしい」という情報を得ます。

 

私はそれに飛びつきました。「コワーキングスペースっていうやつを作って、そこを事務所と兼用したら色んな人と仕事できる、これはおもしろい!」

 

それからすぐに、いつも行っていたバー not blueの店長、伊藤くんにこの話をしました。

http://www.not-blue.com/index.php

「最近コワーキングスペースっていうのがあるらしくて、チャンスが有ればやりたい!」

などと話していると、隣りにいたおじさんが声をかけてきたのです。

「うちのビル空いてるからやって!」

これが、恩人高橋さんとの出会いだったのです。

 

つづく

この記事を書いた人

梶原 伸介

【オーナープロデューサー/プレイスデザイナー/一級建築士】 姫路市出身。 淳心学院→近畿大学生物理工学部→MR→専門学校→建築家 →コワーキングスペース・都市計画など。 パブリックとプライベートを行ったり来たりしています。