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モコログ

2021.03.30 Tue

mocco加古川ができるまで〜その2〜

コワーキングってなんですか?

高橋さんとの出会いのあと、トントン拍子で開設にむけて動き出しました。

自分で設計をし、大阪時代の仲間に施工してもらい、2013年5月13日に初代moccoがオープン。出会ってから数ヶ月でのスタートでした。

「よっしゃ、ここでいっぱいお客さんに来てもらって一緒に仕事していこう!」と鼻息荒く始めたワケなのですが、、、

 

全く人が来ない。。。

 

当時はまだ、コワーキングってなんですか?っていうぐらい浸透していなくて、カフェ?なんじゃここは?という人が圧倒的多数でした。一人設計しながらお店番もしていたので打ち合わせにも出れず、なかなか大変な滑り出しで、一日だれも来ないなんてザラでした。

 

というわけで、どんどんイベントを打ちながら認知を広めていくことに。

交流会、音楽イベント、ワールドカップ観戦、朗読会、お花、などなど。

そうこうしているうちに、ぽつぽつと利用者が増えていきました。

 

当時、お店の運営はボランティアの人達に支えられていました。

余談になりますが、その時お世話になっていたのが、今加古川で店長をしている藤野さんです。

 

またこの頃、ぶどうちゃんや家守舎のメンバーなど、今でも重要な人たちと巡りあいました。

そんなこんなで少しずつお客さんが増え、いい感じになってきたところで次の問題が。

諸般の事情により、ビルを退去することになったのです。

 

お引越し

もうコワーキングやめようかな、などとも思っていたのですが、前から気になっていた駅前の古いビルにダメ元でアプローチした所、「ぜひ来てほしい」とおっしゃっていただき、その場で移転が決まりました。それがいま私達が入居しているビルです。

DIYで床を塗って、家具を持ってきて。大工さんにも入ってもらったけど、基本的に自分たちでできることはやってコストを削減しながら場所を作っていきました。

そうして迎えたオープン初日、たくさんの人に来ていただくことができました。

移転してからというもの、駅から歩いて5分という立地もあり、みるみるお客さんが増えていきました。

私達がずっとやっていたことが、ようやく実を結びはじめたのです。

 

つづく

この記事を書いた人

梶原 伸介

【オーナープロデューサー/プレイスデザイナー/一級建築士】 姫路市出身。 淳心学院→近畿大学生物理工学部→MR→専門学校→建築家 →コワーキングスペース・都市計画など。 パブリックとプライベートを行ったり来たりしています。