2018.10.30 Tue
本棚紀行【蔵書編①】君がオヤジになる前に
「オヤジ」って何歳からだと思います?
「オヤジ」「オバサン」っていつから始まると思いますか?
正直に書くと、小学生の頃は「大学生なんて、オバサンだよね」と思っていました。
わたしは今、27歳。
当時の自分に言わせると、しっかりオバサンになったようです。
(もし小学生の頃の自分に会えるものなら、一言物申してやりたい…!!笑)
そして、今回ご紹介する本の著者は、初刷当時38歳。
「世間的にはオヤジ真っ只中」な年齢の著者が、「オヤジ世代」をこれから迎える人たちに向けて書いた一冊です。
寄贈者は、WEB製作やコンサルティングをなさっている前田 晃さん。
moccoライブラリーの、黄色いシールが貼ってある本の持ち主です。
そもそもオヤジとは。
つい先日、「おじさん図鑑」というおじさんのお茶目(時々、破茶滅茶)な生態をゆる可愛いイラストと写真でまとめた本を読みました。おじさん図鑑=著者:なかむら るみ 出版:小学館(2011/12/7)
すごく、おじさんでした。それ以外に表現のしようがないくらいおじさん。本からポマードの匂いが漂ってきたとしても、何の疑問も持たないくらい、いろんなおじさんが詰まった一冊でした。
そして、思いました。「おじさんとは、単に年齢的なことではなくて、立ち振る舞いや空気感のことかもしれない…!」
お若くても何だか「おじさんっぽい」方や、お年を召していても「おじさんと呼ぶのはなんか違う」若々しい方もいらっしゃいますものね。
さて、次は「オヤジ」です。先の「おじさん」と同じように考えると、立ち振る舞いや空気感が「オヤジっぽい」人が「オヤジ」なんでしょうか?
「君がオヤジになる前に」の前書きで、著者はこんな風に言っています。
「本書で定義する『オヤジ』とは、(中略)あらゆること−家族との向き合いかたや仕事への接し方、服装や体型に至るまで−を、より良き方向へ改善しようとすることを放棄してしまった者たちへの表現だ。」
(2010年 徳間書店発行 堀江貴文著 『君がオヤジになる前に』まえがきより引用)
改善を放棄したら、「オヤジ」。
思わず、自分は大丈夫だろうか…とドキっとしたのは、わたしだけでしょうか?
迷える「君」に贈る
さて、先程もチラッと出てきましたが、この本の著者はホリエモンこと、堀江貴文さんです。
寄贈者である前田さんは、
「『誰々の本だから』と本を買うことはほとんどないけれど、堀江さんの本は、何か惹かれるものがあって手に取る。堀江さんの本に共通して書かれていることは、『常識を疑え』ということだと思う」と、話してくださいました。

前田さんの寄贈本たち
この本の副題は、「迷える『君』に贈る 知恵とルール」。
25歳から35歳までの年代別「迷える『君』」に向けた、堀江さん流の刺激的なヒントでできています。
常識に囚われているなと思う時や、いつもと少し違う立ち位置から物事を眺めたい時に、手に取ってみてはいかがでしょう。
さて、10年、20年後のわたしは「オヤジ」化せずにいるでしょうか…?それとも…?